“カネ集め最優先の松平会長の基本方針を変革し腐敗を排除し、
 健全な土台を築くことなくしてバレーボールの発展は望めない。(中略)
 なんとしても視聴率を上げようとしたテレビ局の姿勢が
 (視聴者に幻想を抱かせ現実との隔たりに愕然とさせた)最大の原因なのは明らかだ。
 また、そうしたテレビ局に便乗し一緒になって煽ったのは、バレーボール協会だ。
 ・・・直面している厳しい現実をごまかすようなやり方をしていたら、
 事態をますます深刻化させるだけである。(中略)
 このままだと日本のバレーボールは、間違いなく「たそがれ」を迎えるであろう。”

『スポーツの真実 迷走するスポーツ界の影と光』
谷口源太郎 著 三一書房 第一版第一刷1996年10月15日)


戻る